描ける喜び
帰国後、ふと実家の猫をデッサンしてみました。
そのうちに、『周りに花を描いたらどうだろう、ここはこんな色にして、もし飾るならこんな額を…』と想像が膨らんできて、とても久々に『絵を描く』ことをしました。
何かが弾けたように、幼い頃のように動物のドキュメンタリーを見たり、動物園で調べ物をしたりして、好きな動物をたくさん落書きしました。とても楽しくて、絵を描く喜びを思い出しました。
段々と描きたいものが浮かぶ様になり、作品づくりをはじめました。学生時代を振り返り、"線"を美しく見せることへのこだわりも大事にしながら、今では動物・植物、鳥類にもスポットをあて、自分が描きたいものをそのまま描いています。作品が増えるに従い、構図や配色など学んできたことを活かし、どこか日本画的表現や、古いものを感じさせる作品にすることを、自然と心掛ける様になりました。